メバル釣り初心者講座(その10)

*「上達ワンポイントレッスン2:中級への道、初心者講座完結編」釣に絶対は無し、工夫次第で腕も釣果も!

1.中級への道は?
*釣を代表する言葉に「ビギナーズラック」があります、まさしく「言いえて妙なり」ですが、ここで、何人かの仲間で釣りに出掛け、一番の初心者または、ベテランに連れられた初心者の内の一人が大物や大当たりをすること、これには様々な秘密が隠れています、注目し少し解いてみましょう。

シンプルさを貫くことは大事なこと
初心者が始めて釣行する時、「竿は?仕掛けは?と質問攻め」と言う人も居れば、「金を◯◯、後は長靴を履いて来い!」と言うベテランも、あるいは「入門編を読み漁り」それらしき市販の仕掛けを準備してくる人も居るでしょう、但し注目はこの後です、本当の初心者は迷う程は、竿も仕掛けもそして餌も何種類もありません、まさしく「シンプルイズベスト」でベテラン先輩や船頭さんの助言通り、釣り易い場所や実績の有るポイントに入れてもらい、餌を付けて(…もらう人も)は、振り込み、棚を取り、当たりが無ければ餌を取替え、飽きたり船に酔ったりするまで延々と続け逆に、付けてもらった餌を替えるのが面倒くさく放ったらかし…こんな人が大物をゲットします。  シンプルさは、大事です、ベテランの失敗の一つに考えすぎ「ポイント・餌・棚・仕掛けを…とほんの数回の大物の感触や、数釣り大当たりの運を忘れられず延々と攻め方を変え迷いながら…」があります、初心者はこれがなく、言わば「無欲の勝利=シンプル」が基本なのかも知れません。何?ヒントにも何も書いてない…と言う人が居るでしょう、そこに気がつけば、OKです。

シンプルが工夫の第一歩、具体的に言うと「同じ餌・同じ仕掛けで、棚やポイントを丹念に探る」「同じポイント(小さな磯や、いかだなど)で動けないなら、撒き餌をこまめにせっせと続ける」昔から、めばるの撒き餌=1ポイントは、最低2時間、出来れば3時間と言われ、これだけの時間撒き餌を続けて、当たりの一つも出ないなら、そこは「昨日の雨で出来た水溜まり?」です。 <エピソード1>…きちんと撒き餌を続けるのは、意外と難しいこと、正しくても…。  ☆日本海のある磯渡しで、離れの磯に渡った別のグループ3人は、「3時間(PM5:00〜8:00)の間、撒き餌を続け、ようやく黒い影(めばるの)が浮いて来た時に、迎えの船のライトが見えた…」と悔しがりながら、船に乗って来ました、同じ日「地磯に上がった、我々3人組の釣果は、めばる1匹、がしら2匹、3人の内1人は坊主でした」…運もあります、だめな時も。

乗合船で、「動けない・撒き餌もろくに出来ない時は、棚を変え、そしてハリスを他の人より細くしてみましょう」また「時合いが来るまで、浮きを外し、底ぎりぎりの棚を攻める」のも有効な方法です「シンプルとは、何もしないことではなく、上手に工夫すること」だと思います。 また、言いかえると「出来る範囲の中で、迷わず攻め続けること」かも知れません。


ハリスの魔力 
前述したように、初心者やその釣に始めて行く人は、ベテランに聞きます「ハリスは、どれくらい」…と、そこでめばる名人と言われる人が書いた本に、「ハリスのことを尋ねられ、1〜2号とメモを書いて知らせ、当日数人の釣メンバーで出掛けた際、その人=初心者は、絶好調で、他のベテランのメンバーは釣るには釣ったが完敗」で帰る船中で、ハリスのことを聞いてみると、その人は頂いたメモ通り「1.2号」と答え、残るメンバーは全員が、1.5〜2号を使っていたと言う話があります。 場所(透明度)や状況(食い渋り)によっては、ハリスの魔力は絶大です。  <エピソード2>…ハリスは常に2種類準備…状況に合わせて変える決断を。 先ほどの「1.2号」には、訳があり「普通のめばるの船釣を何回か経験した人と違い「1〜2号」を、1.2号と思い込んだのです、これが勝因でした。 これと似た様な経験は、私にも色々とあります「ある島へ船釣に出掛け、仕掛けは1.5号のハリスだけで頑張りましたが、最終0.8号まで落とした人とは大きな差が出ました」…船のめばる釣で、0.8を使わないと駄目なようでは、と今でも思いますが、釣れなかったのは事実で反省しています。 また、四国のめばる釣の盛んなある地方では[昼間は「0.6」まで落とさんと食わん]と言いますし、逆に、日本海で灯りの付いた波止の釣で外海が荒れて濁りがでていましたが、その日一番の大物が釣れたのは、ハリス3号に冷凍えび、ハリス0.8号で活きえびでも同じ釣果でした、この釣果は全員が、10匹前後の良くない時のたまたまの結果と言えますが、要は状況判断です。日本海のある有名な船頭さんが、20年以上も前にある釣場紹介の本に掲載された時表現は確か「○○港の○○船頭は、この辺のポイントに詳しく…中略…ハリス2号が心配になる程のめばるが…後略」とありました、こんな時代や場所は、もう?…いやいや、まだ、何処かに??。 超高強度とか言われる、今では当たり前の「種々の強力ハリス」が、出はじめてからもう30年にはなると思いますが、今でもハリスは「重要な要素である」と言えます、ただ「傷んだり、結び目が出来たものはこまめに取り変える」のは、それ以前のポイントと認識しておきましょう。 [ポイント:寒い冬の釣でハリスの傷み方が、手で触ってもわかりにくい時は、舌で舐めてみましょう、舌にざらついた感触が伝わってくれば、交換を早めにしておきましょう]ガシラ・ソイ・アブラメの30cm超が掛かれば、1.5号でも傷んだハリスでは辛い感じがします。

針の不思議
針に係わる不思議な話を、私にも分からないことがいくつかありますので、紹介しておきます。 金針の不思議:日本海にせっかく苦労して持ち込んだ、ぶつえびに小物で、ゴカイに大物の話は既に書きましたが、これにも追加があり針は不思議と金針なのです、これは昔良く一緒に出掛けた仲間に「穴釣党」が居て、イワシの切り身などを使う穴釣仕掛けに向いた「太い軸のチヌ用の金針を昼間に穴釣、夜はめばる、大物狙いの太仕掛け共通の言わば万能針として重宝していた」ことがあり、これが不思議と大物が釣れるのです。 また、疑似餌で専門のめばる釣師によると、ゴムの疑似餌に付ける針は、やはり「金針」で、これ=金針以外は全くと言って好いほど釣れないのだそうです。 以前にも書きましたが、さびきの基本は「しらす化け」:ならば、白か銀が基本のはずで、シラサに光りを当てると「目は赤く光りますが金色ではありません」…理由が判然としないのが残念ながら、ここで言えること。  <エピーソード3>…大物狙うなら、思い切って金針(…を、試してみて!結果教えて!) 保護色狙いなら、ぶつに黒、シラサに銀、そして大物狙いは、根拠が定かでないものの、金針に虫餌もしくは、小魚なのでしょうか?、疑似餌は私は餌釣専門なので細かい所は分かりません…。

極限の竿とは
極限の竿とは、渓流の短竿でしょう「2間(3.6m)くらいで蜘蛛の巣に引っ掛かったら、竿が折れそうな感じのする調子の敏感な竿」これに「道糸1号、ハリス0.6号、または、0.8号の通し」程度に「小さなガン玉を一つ」そして浮きは付けません。この仕掛けで掛けられないなら諦めましょう。 日本海で水温が低く、浮き仕掛けでは浮きが一瞬止まる程度の微妙な当たりの「食い渋りの限界の時」この仕掛けなら威力を発揮します、ただ、そんな時は「止めとけ」と言われるかも知れませんが他の人が釣れない時に、小物でも次々ゲットするのは気分が好いものです。 更に、道具編で紹介したように、釣雑誌などに投稿した名人と呼ばれる人の中には、「川のはえ釣の竿を使う人が居るようです、50g程度の軽い竿に軟らかな仕掛けを装着すれば、海の中の魚の様子は手の平を通して、脳細胞に直接刺激を与えてくれます、当たりは有るけど同行した人の半分以下しか釣れない方は、取り込みを少々犠牲にしても、この組み合わせトライしませんか?

また、応用編ですが、竿と仕掛けの長さについて、私の友人に「3間の竿に2間半の仕掛けという人」が居ます、イメージは「鮎を引き抜き空中を飛んでタモに入れる、TVの鮎釣名人の取り込みに出てくる、あのイメージです」:竿尻を握って、魚の居ない空の仕掛けは、空いた方の手を伸ばすと届く長さ、魚が掛かると取り込んだ時、自然に構えた手の平めがけて、魚が飛んで来るので、手返しは抜群の良さとなります、食わせやアタリを取るのに、不自由の無い人は、これは如何? <エピーソード4>…取り込みは掛けてから考えよう。 「わしは小物は釣らんから大針しか使わん」と言う方も多い(私もその中の一人かも)と思いますが、ちなみに、私はめばる専用やチンタメバルの10号以下は、殆ど使いません、釣り具屋で好みの針が売り切れに近い状態の時に、極まれに9号程度です、但し、ちょっと考えてみてください、まずは、掛けることです、勿論「好い仕掛けは当たりも補助してくれますが、やはり、当たりや掛けることは、釣人が主導で取り込みは道具に助けてもらった方が旨く行きます、まず掛けることを優先して」もう一度仕掛けや道具を一度点検してみませんか?何か発見があると思います。 <エピーソード5>…つまようじとマッチ棒の違い色々と書いて来ましたが、そろそろ初級編も終わりに近づきました、最後に「工夫の無い釣は進歩がありませんし、 釣そのものに対する興味も薄れてきます」3歳で始めて竿を握った私ですが、今でも釣りが大好きなのは、行く前の計画で1回、仕掛けを作って2回、行く途中を楽しんで3回釣をして、色々のポイントで?回、帰る途中で反省しながら4回+?、帰って来て魚をさばいて5回+?、食べて6回+?、うまく行くと「1回の釣行で10回」位は楽しめます、これは期待と経過と結果と反省をすべて楽しんでいるからかもしれません。

そして、これらの基本に「工夫があります」「つまようじとマッチ棒の違いは、その代表例です。 チヌの筏釣をされる方はご存知だと思いますが、仕掛けを「ハリスの通しで使う際は、必ずマッチ棒です」勿論、マッチ棒の軸の部分をオモリ止めに使うのですが、マッチの軸は、軟らかくて、ハリスを傷めることが少ないことが最大の理由に挙げられます。 最近は、全層仕掛けなどのアクセサリー的な小物で「プラヨージ」も良く使われるかも知れませんが、逆の表現をすると「しっかりと、仕掛けやオモリなどを固定するには、つまようじ」なのです。釣に出掛ける途中で買った、コンビニの弁当の輪ゴムは、仕掛け止めや、旨く使えば誘導浮きの浮き止めの応急処置(浮き止め専用の輪ゴムは、通常の輪ゴムより伸びの少ないものです)くらいには使えますし、つまようじは、前述の仕掛け止めや、接着剤があれば、手作りの発泡スチロールの浮きの修理くらいには使えます、仕掛けの小物入れの隅に、この「マッチ棒や、つまようじやついでに輪ゴムも何本か入れて」気の合った友人や恋人や奥さん・主人や子供を連れて花便り(水温や釣果は、花見ガレイや梅雨グレとか言われるように結構な目安になることが多いようです)を頼りに、1回の釣行で何か一つ工夫を加えて「歓喜と落胆の間を行ったり来たり」しながら、釣に出かけましょう、「つぶらな瞳の愛しいメバルが、海で待っています」…きっと!。

この初心者講座に、デジカメの写真や仕掛けの作りかたのマンガを添えられなかったことで、わかりにくい部分が多くあったことを深くお詫びし、最後まで読んで頂いた皆様に感謝します。



                                                         以上
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